いまさらながら山写氏のこと

山と写真で仕事をしている人「山写」氏が経歴詐称していたことが発覚した…らしい。
私は知り合いでもファンでもなく通りすがりに山写氏のサイトを覗き有料noteを買ってしまった。それで知っていただけなのですが…。
それでも後述する山写氏に対してなんとなく感じていた「違和感」みたいなものの謎が解けた感じもありました。

なぜ山写氏を知ったのか

しかし、すでに1年半ほど前にはこの経歴詐称問題で山写氏の周辺はちょっとした騒動になっていたとのこと。

もう3年くらい前のことですが…
また山で写真を撮ってみたいなぁ、と思い立ちネットでいろいろ情報を調べているうちこの「山写」なる山岳写真家のサイトを発見。

昔は山岳写真家の技術書や写真集を見ては自己流のおぼつかない山登りで写真を撮っていたもののいつしか山から離れた生活に。また山で心震える光景に会いたい…という漠然とした気持ちがわいてきまして近頃の山岳写真事情などを漁っていたわけです。

で、サイトを見ると写真、登山はもとより登山用品、カメラ関係、PCの周辺機器、レタッチ技術についても精通している方らしい。ふむふむ…掲載されている写真もなかなか美しい。ちょっとこってりした絵作りでレタッチ過剰かなとは思いましたがこれが「今の流行」なのかなぁ、若い人みたいだし。

しばらく山や写真と離れていたもので好奇心もあり「最近の若手山岳写真家はデジカメでどのように撮ってるの?」その手法や技術を知りたくてnoteで販売されていた山写氏の有料レポートを買ってしまいました。いま確認したら当時1,200円。内容的には初心者向けにわかりやすく結構なボリューム感でお得な値段だったといえます。

その時以降はたまにサイトを訪れてはチラッと目新しい記事を探す程度だったのです。

ずっとニコンD4をメインに使っているようでしたが、フジのXシリーズも使い始めて「新たにフジのスポンサード受けたのかな」なんて勝手に思ったり、レタッチに適した比較的お手軽なPC用モニターの紹介などに興味を持ったり…まあ、その程度でした。

久しぶりに yamasha.net へ

それが数か月ぶりに訪れてみると昨年(2020年)初めより更新されていない。webサイトの運営は休止してtwitterのみの更新になったりってよくあるパターンなので、twitterを見に行くもやはり同じく昨年2月頃より更新なし。

これはどういうこと?と思い「山写」のワードでググってみると検索上位にどうも不穏なタイトルのサイトが散見される。

おまけに検索結果の一番下に出てくるサジェストにも同様にアヤシイキーワードが…

どうも山写氏の身に何か起こったらしい…「正体」がバレて「騒動」になりネットで「炎上」その挙句に「消えた」のか?……などと想像しつつ検索結果の上位に顔を出していた『「山写」なる人物のこと – 森山編集所』なるサイトに訪問。

読んでみて分かったことは山写氏が経歴詐称していたという事実。つまりプロフィールに掲載されていた輝かしい山歴はウソだったことを登山ライターの森山憲一氏が突き止めた、ということなんですね。

謎の山岳写真家

実を言うと私はその「山写氏のプロフィール」ってあまり関心がなく読んだことがなくてどういう経歴の人なのか知らなかったのが正直なところなのです。素直に新進気鋭の山岳フォトグラファーなのだなぁと、勝手に思い込んでいました。

ただ「なぜ正体を隠すのかなぁ、これだけのスキルがありながら不思議」とは感じました。こういった仕事をしている人って顔と名前を知ってもらうのが当たり前というか必須の事だと思ってましたから。なので、ふと頭をよぎったのは、ひょっとしたら山写名義で複数の人が活動してるのかもしれない、写真関係、登山関係、パソコン関係と役割分担して…等々。

さらに今だからなおさら思うのですが、サイト上で紹介される私物と思しき装備品がどれも新品同様にきれいだったり、パッキングされたザックの見た目や顔を隠しつつ装備を背負った姿など「山ヤ」「山のエキスパート」という雰囲気がしない、なんか「板についてない」とも感じてました。その時は「今ドキの山ヤはスマートで小綺麗なのか」あるいは「ほんとに複数人説あるかも」と納得してましたが。

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